建売住宅は完成済みの物件が多いため、スピーディーに購入できる点が魅力です。しかし、「失敗した」「こんなはずじゃなかった」と後悔する人が少なくないのも事実です。大阪で建売住宅を選ぶなら、避けるべき特徴を事前に知っておくことが重要です。
価格が極端に安い建売住宅は要注意
大阪の住宅市場で「掘り出し物」を期待して極端に安い建売住宅を選んでしまうと、後に思わぬリスクに直面することがあります。価格が安すぎる物件は、建材の質が低かったり、施工が雑だったりする場合があり、数年以内に修繕が必要になるケースも珍しくありません。
また、建築に必要な検査や手続きが省略されている物件もあり、法的なトラブルを招く恐れもあります。適正な価格帯を把握し、不自然な安さには疑問を持つ姿勢が重要です。
通気性や採光性が悪い間取りは避ける
建物の構造や間取りが採光や風通しを考慮して設計されていない建売住宅も存在します。大阪のように都市部で密集している地域では、周囲の建物との距離が近く、窓の配置次第では光がほとんど入らない部屋がある場合もあります。
また、換気がしにくい間取りはカビや湿気の原因にもなり、住環境を大きく損ないます。内覧時には昼の時間帯に訪れ、自然光の入り具合や風の通り方を実感することが欠かせません。
点検口やメンテナンススペースが不足している
建売住宅ではコスト削減のために、床下や天井裏の点検口が省かれているケースがあります。点検口がないと、給排水管の点検・交換が困難になり、将来のメンテナンス費用が高額になる可能性もあります。
大阪のように湿度の高い地域では、配管や断熱材の劣化スピードも早いため、後のトラブルを防ぐ意味でも、定期的なメンテナンスを前提に設計された住宅かどうかを確認しておくべきです。